

10月31日
結局朝5時30分起き、6時30分に朝食をとり、7時には券売所の前に並んでいた。
これは前日に「船が混んで、島に行くことすら出来ないかも知れませんよ」というありがたくもおそろしい情報をつかんだからだ。
そして結局、朝一番の便に乗ることが出来た。
船の定員400名ほど。乗りこぼし客が出るほどの混雑はなかったが席は全て埋まり、屋外にとどまる人たちも居たりで200名くらいは
乗っていたろうか。
船が直島につくとそこからがまた乗り物競争である。
カーフェリーのペリカンのような口が開くとドワーーーッといっせいにバス停を目指す。
朝一番の船に乗っている人はみな地中美術館がお目当てなのだ。
そして地中美術館へは徒歩だと50分くらいかかる。
レンタサイクルは昨日のうちにすべて予約されて使えない。(おまけに目的地まではアップダウンが激しいという情報を昨日確認ずみ)
さらにタクシーは島に1台しかなくこれも午後3時まで予約で埋まっていた。(これも昨日のうちに調べておいたのだ)
つまりバスしかない。
フェリーからドワーーッといくさまは
どこかの神社かお寺にたくさんの男たちが集まって開門と同時に境内をダッシュ、本堂に一番乗りした男が今年一番のラッキーマンになる
という伝統行事をやっているアレに似ている。
あっという間にバス停は長蛇の列だが、ここで秘策があった。
今日宿泊するベネッセハウスのお客専用のマイクロバスが同時刻に港に来ているのだ。
船内から確認の電話をすると島のバスよりも奥に停車しているとのことだったのでそれを探す。
すると車体にベネッセハウスとプリントされたバスがいままさにドアをしめて発車しようとしていた。
慌てて駆け寄り自分を指差しながら「ベネッセ!ベネッセ!!」とアピールすると
その必死さが通じたのか運転手さんも車を止めたのでドアを開け乗り込もうとしたら
「これ、従業員専用バスです________。」
まぎらわし〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
非礼を詫びてさらにベネッセバスをさがすと、こんどは島バスの後ろに隠れるようなマイクロバスを発見。
こんどこそと思って近づいたときにはもう発車してしまった。かけて行っても間に合わないくらいの距離を残して. . . 。
さっきの従業員専用つかまえてなかったら間に合ってた〜〜〜〜〜〜!!!!
結局、島バスの行列最後方に並ぶ。
すると次から次へとバスが来る。島の役場でも最終日ということで臨時便を何本も増発していたらしく
そのどれもが地中美術館直行ノンストップだった。
わずか10分程度で地中美術館に到着。
ここでも整理券をとるための行列に並ぶのだが30分後には館内に入れることがわかった。
その行列にならんで10分後、さっきのベネッセお客専用バスが到着!
どうやらこちらはあちこち停留所に止まって来たので時間がかかったらしい。
ざまぁみろ!!!
乗れなくて正解だっったよっっつ!!!!!!
その後、地中美術館を堪能し、ベネッセ美術館に寄り、ベネッセハウスで宿泊。
どれも安藤忠雄の建築作品だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/安藤忠雄
これらの場所についてはいろいろな本や情報があるから詳しくは書かない。
言えるのはとても豪華な(華美という意味ではない。装飾をはぶき空間を最大限に活かした贅沢なつくりと言う意味で)体験をしたということ。
http://www.benesse-artsite.jp/benessehouse/
さらに泊まるならオーバル棟がお薦めだということ。
http://www.benesse-artsite.jp/benessehouse/room/oval/suite.html
(ちなみに私たちが泊まったのは右下の写真の部屋。実際にはこの倍くらいの大きさがあります。)
そして島には島に見合った人口密度があるということ_____。
あんなに大勢来たら交通マヒするわっ!!
瀬戸内国際芸術祭最終日なんて特別な日じゃなくて
なんでもない平日に行かれることをおすすめします〜〜〜(あ、結局瀬戸内国際芸術祭について何も書かなかったw)
終わり
写真解説
上 ベネッセハウスオーバルの部屋をベランダから撮影したところ
瀬戸内海を見渡せる山の上に建っています。まさに絶景!
こんな広い部屋に泊まったのか___?と思うかも知れませんが両隣りは別の部屋です。
と、いうことはベランダでつながってるのか___?と思うでしょ。
その通りで、てくてく歩いて行くと隣の部屋が丸見えなんです。
私もお隣さん見ちゃったし、見られちゃいましたw
中ベネッセハウス外観
オーバル棟はこことは別の建物で、写真にある未来少年コナンに出てきそうな小さなモノレール(あくまでモノレールとベネッセハウスは言い張ってます)に
乗って山の上まで行ったところにあります。このモノレールは定員6名、片道5分、自分で運転(!)します。
時間にゆとりがあれば楽しい行程ですがチェックアウトで時間が差し迫ったときはストレスマックスな乗り物に感じます。
下 ゲートが開くのを待つ人々(行きのカーフェリーより)
地中美術館外観(なんといっても地中にあるのでこんな感じの写真しかありません。気になる人はやはり行くべし)
展示品はモネを含む3人のアーティストの作品だけ。展示作品を楽しむのではなく、この空間自体を楽しむのが正しい鑑賞法。
美術館の前の敷地にはモネの睡蓮シリーズを再現した庭がありました。
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