2010年11月28日日曜日

本日のコウカイ日誌



11月24日

本日ディズニーランド1日中なう。

二十数年ぶりにキャプテンEOを見る。
大学生の時に見た記憶が鮮烈だったせいかほぼ全てのシーンを覚えていた。
3Dなのだが最近のアバターと比べるとやや効果がぼやけていて見づらいシーンもあるが
そこはいたしかたないだろう。

そういえば悪の女王がシガニーウイーバーかヘレンミレンかと思っていたのだが
アンジェリカヒューストンだった。(ヒューストンはアダムスファミリーのお母さんです)


他には
イッツアスモールワールド
ジャングルクルーズ
カリブの海賊
スターツアーズ
などを見て回る。(スターツアーズは前にも乗ったが今回はいつにもまして『船酔い』した!もう乗らないと思う...)

あともう一つ、お絵描き教室にも参加。
入り口のショッピングモール内にある1回30分で参加できるイベントで
インストラクターさんの指示通りミッキーやドナルドを描いて行くというもの。
インストラクターさんの絵は教室前面のモニターに大写しにされており、その画像と指示にしたがいながら
机の上の白紙にその通りに描いて行けばいいんだから簡単___________のはずだが、これが意外とアセる。
ゆっくり描く人や線を引くのにためらう人は完成できないかも。

写真はインストラクターさんの見本が下、私のが上です。
そっくりにできたつもりだが自分の方がややおとなしくまとまってる(首の角度など)。
やはり性格でるな〜。

2010年11月23日火曜日

四国めぐりこぼれ話しpart.4




10月31日

結局朝5時30分起き、6時30分に朝食をとり、7時には券売所の前に並んでいた。

これは前日に「船が混んで、島に行くことすら出来ないかも知れませんよ」というありがたくもおそろしい情報をつかんだからだ。

そして結局、朝一番の便に乗ることが出来た。
船の定員400名ほど。乗りこぼし客が出るほどの混雑はなかったが席は全て埋まり、屋外にとどまる人たちも居たりで200名くらいは
乗っていたろうか。

船が直島につくとそこからがまた乗り物競争である。
カーフェリーのペリカンのような口が開くとドワーーーッといっせいにバス停を目指す。
朝一番の船に乗っている人はみな地中美術館がお目当てなのだ。
そして地中美術館へは徒歩だと50分くらいかかる。
レンタサイクルは昨日のうちにすべて予約されて使えない。(おまけに目的地まではアップダウンが激しいという情報を昨日確認ずみ)
さらにタクシーは島に1台しかなくこれも午後3時まで予約で埋まっていた。(これも昨日のうちに調べておいたのだ)
つまりバスしかない。

フェリーからドワーーッといくさまは
どこかの神社かお寺にたくさんの男たちが集まって開門と同時に境内をダッシュ、本堂に一番乗りした男が今年一番のラッキーマンになる
という伝統行事をやっているアレに似ている。
あっという間にバス停は長蛇の列だが、ここで秘策があった。

今日宿泊するベネッセハウスのお客専用のマイクロバスが同時刻に港に来ているのだ。
船内から確認の電話をすると島のバスよりも奥に停車しているとのことだったのでそれを探す。
すると車体にベネッセハウスとプリントされたバスがいままさにドアをしめて発車しようとしていた。
慌てて駆け寄り自分を指差しながら「ベネッセ!ベネッセ!!」とアピールすると
その必死さが通じたのか運転手さんも車を止めたのでドアを開け乗り込もうとしたら

「これ、従業員専用バスです________。」

まぎらわし〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

非礼を詫びてさらにベネッセバスをさがすと、こんどは島バスの後ろに隠れるようなマイクロバスを発見。
こんどこそと思って近づいたときにはもう発車してしまった。かけて行っても間に合わないくらいの距離を残して. . . 。

さっきの従業員専用つかまえてなかったら間に合ってた〜〜〜〜〜〜!!!!

結局、島バスの行列最後方に並ぶ。
すると次から次へとバスが来る。島の役場でも最終日ということで臨時便を何本も増発していたらしく
そのどれもが地中美術館直行ノンストップだった。

わずか10分程度で地中美術館に到着。
ここでも整理券をとるための行列に並ぶのだが30分後には館内に入れることがわかった。
その行列にならんで10分後、さっきのベネッセお客専用バスが到着!
どうやらこちらはあちこち停留所に止まって来たので時間がかかったらしい。

ざまぁみろ!!!
乗れなくて正解だっったよっっつ!!!!!!


その後、地中美術館を堪能し、ベネッセ美術館に寄り、ベネッセハウスで宿泊。
どれも安藤忠雄の建築作品だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/安藤忠雄

これらの場所についてはいろいろな本や情報があるから詳しくは書かない。
言えるのはとても豪華な(華美という意味ではない。装飾をはぶき空間を最大限に活かした贅沢なつくりと言う意味で)体験をしたということ。
http://www.benesse-artsite.jp/benessehouse/

さらに泊まるならオーバル棟がお薦めだということ。
http://www.benesse-artsite.jp/benessehouse/room/oval/suite.html
(ちなみに私たちが泊まったのは右下の写真の部屋。実際にはこの倍くらいの大きさがあります。)


そして島には島に見合った人口密度があるということ_____。

あんなに大勢来たら交通マヒするわっ!!
瀬戸内国際芸術祭最終日なんて特別な日じゃなくて
なんでもない平日に行かれることをおすすめします〜〜〜(あ、結局瀬戸内国際芸術祭について何も書かなかったw)

終わり


写真解説
上 ベネッセハウスオーバルの部屋をベランダから撮影したところ
瀬戸内海を見渡せる山の上に建っています。まさに絶景!
こんな広い部屋に泊まったのか___?と思うかも知れませんが両隣りは別の部屋です。
と、いうことはベランダでつながってるのか___?と思うでしょ。
その通りで、てくてく歩いて行くと隣の部屋が丸見えなんです。
私もお隣さん見ちゃったし、見られちゃいましたw

中ベネッセハウス外観
オーバル棟はこことは別の建物で、写真にある未来少年コナンに出てきそうな小さなモノレール(あくまでモノレールとベネッセハウスは言い張ってます)に
乗って山の上まで行ったところにあります。このモノレールは定員6名、片道5分、自分で運転(!)します。
時間にゆとりがあれば楽しい行程ですがチェックアウトで時間が差し迫ったときはストレスマックスな乗り物に感じます。

下 ゲートが開くのを待つ人々(行きのカーフェリーより)
地中美術館外観(なんといっても地中にあるのでこんな感じの写真しかありません。気になる人はやはり行くべし)
展示品はモネを含む3人のアーティストの作品だけ。展示作品を楽しむのではなく、この空間自体を楽しむのが正しい鑑賞法。
美術館の前の敷地にはモネの睡蓮シリーズを再現した庭がありました。

2010年11月16日火曜日

四国めぐりこぼれ話しpart.3





10月30日

城西館で朝食をとったあとは近くの高知城まで市電を利用して出かけてみる。
http://kochipark.jp/kochijyo/

開館(開城?)朝イチということもあり客足もまばらであったが
天守閣まで昇ってみるとけっこうな混み具合(天守閣が小さいので)。

高知城は山内一豊で有名だが、では『山内一豊』より有名な『山内一豊の妻』の名前はなんと言う?
などと母親と話しながらぶらぶら午前中をそこで過ごす。

ちなみに正解は
NHKの大河ドラマ『功名が辻』では「ちよ」と言われているし、一説では「まつ」とも言われているしどうもはっきりしないというのが正しい。
わたしは「とよ」だと思っていたがそれはないみたい。

正午、おにぎりとお茶を買ったら高知→香川県の高松行きの高速バスに乗り込む。
所要2時間30分で太平洋側から瀬戸内海側まで移動。
今日の宿は全日空ホテルクレメンツ高松というタワー型ホテル。
ホテルを探すまでもない、その近辺で一番目立っているのがそこだ。
http://www.anaclement.com/

フロントで荷物を預かってもらうとそのままタクシー乗り場へ急ぐ。
今日のメインである「イサムノグチ庭園美術館」へ行くためである。
http://www.isamunoguchi.or.jp/gamen/home.htm

「すいません、イサムノグチ. . . 庭園美術館. . .に行きたいんですけど?」

「はい???」
タクシーの運転手さんはその場所を知らなかった。
(よかった〜〜〜〜〜〜、美術館までの地図持ってて〜〜〜)

車で移動すること30分。
昨日のアンパンマンミュージアムも田舎だったが
今回は田舎というより山の中と言った感じ。
人家は多いのだがどれも石屋さんで、近くの山から石を切り出してきていろいろ加工しているようだ。
(なんか、もののけ姫の『たたら場』の集落みたい?)

なんとか午後3時前に到着できた。
実はここは定員入れ替え制の美術館で1時間ほどツアーが組まれており、
それに遅れないかと内心ヒヤヒヤしていたのだ。(高速バスも時間通り走ってくれて良かったよ〜〜〜〜)
タクシーを降り際に運転手さんが
「帰りもよりましょか?」と言ってくれた。

自分も帰りはど〜しよ〜かな〜と思っていたところだったのでありがたくこの話に乗る。
「ほな、この名刺のところにお電話ください。私やなくても、だれかしら他のもんが運転しよるタクシーが来ますさかいに。」
(注:ここら辺の方言はいいかげんです)

イサムノグチ庭園美術館の集合所に行くと20名程度のお客がおみやげ(本、写真集、DVD、ポストカード等。キーホルダーやペナントはない)を見ながら3時になるのを待っていた。
定刻になると案内係の方がやって来て、まず館内は屋内屋外とも写真禁止であることを伝えた。

「え〜〜〜、アンパンマンミュージアムでは写真オッケーだったのに〜〜〜。
ケチ臭いこと言うなよ〜〜〜〜〜〜〜」

. . . と内心では思ったが顔は平静をよそおう。

で、庭園に実際に入ったのだが、
写真禁止で良かった。

あらゆるところが絵になるのだ。
イサムノグチの彫刻と、イサムノグチが設計した庭園________そして借景となった周囲の山々。
カメラ好きだったら1時間のツアー中、ずっとファインダーをのぞきっぱなしになるであろう。
ここはカメラではなくココロの目に焼きつけたい空間だ。

庭園美術館はもともとイサムノグチが住まい兼アトリエとして生活していた場所で
大きく分けると民家、作業場、庭園の3つに分けられる。

民家は大勢でどんどん入ると建物が痛むので玄関先、もしくは縁側からの見学のみ。
作業場(というより納屋と言った方が近い)は、入って行けて、現在はそこにイサムノグチの有名な作品が陳列されている。
庭園はイサムノグチが設計しただけあって普通の日本庭園よりもモダンで立体的だった。しかし和のイメージは損なわれていない。
まったく見事である。

ツアーに満足してみな、さきほどの集合所に戻って来てお土産などを買った後は
数名でチャーターした小型バスで帰る人たち、自家用車で帰る人など三々五々だ。
私もタクシー会社に電話した。

「あの、イサムノグチ庭園美術館まで配送お願いします。」

「はい???」
電話口の人がこれまたイサムノグチ庭園美術館を知らなかった。

「いや、さきほどおたくさんのタクシーを使って高松駅からここまで来たんですよ、そのときに名刺をいただいて、今こうして電話してるんですけどね、」
「運転手の名前をおぼえておりませんか?」
「. . . いいえ。」
(実はおれも、覚えておこうと思ったんだよな〜〜〜〜〜〜〜〜名刺には会社の名前と連絡先しか書いてなかったから。
 でも名前を控えるのってなんかクレームつけてるみたいで悪いかなと思ってやめたんだよね〜)

「あ、でも住所を言えばわかりますよね?高松市牟礼町牟礼3519です。」
「なるほど、そこでしたら2〜30分ほどで伺いますきに!」(注:方言はでたらめです)

こんなやりとりをしていたらいつのまにか集合所は私と母と店の人と若い女の子だけになっていた。
若い女の子はどうやってここまで来たのか知らないが、
店の人にバス停の場所と時間を聞いていたのでどうやら次のバスが来るまで、ここで時間をつぶしているみたいだった。

きっちり30分後にタクシー到着。

母とタクシーに乗り込む時にもまだその女の子は集合所にいたので思い切って
「あの. . . どちらまでお帰りですか?わたしたち高松駅まで帰るんですがよろしければ乗って行きませんか?」とたずねてみた。

これが私一人だったら
はっきり言って「ナンパ」である。
向こうも「引く」だろう。

でも、70近い母親もいることですっかり女の子も安心し、
「え?良いんですか?ありがとうございます!」
と快諾してくれた。

私が助手席、彼女と母親が後ろの席で帰りの道中いろいろとおしゃべりをしたが、いろいろ興味深い接点があった。

まずは彼女が東京から来ていたということ。(ここは共通点その1)
現在、多摩美の学生だということ。
(わたしは多摩美出身ではないが多摩美の美術館には何度も行っている。
多摩センターのベネッセのとなりにそれはあるのでよく時間つぶしでのぞいてみたりしているのだ。
ちなみに彼女のキャンパスは八王子なので美術館には行ってないとのこと。___非共通点その1だ)
5年前に東京現代美術館で催されたイサムノグチ展を見て感動し、今回ここまで来たということ。
(私もまったく同じ理由である!共通点その2)
現在開催中の瀬戸内国際芸術祭2010を見てきて瀬戸内海の離島に3泊したということ。

「あ、わたしたち明日、それを見に直島へ渡ろうと思ってるんですよ。
私がそう答えると

「明日は最終日ですから、相当混んでいると思いますよ。ひょっとしたら高松港から出る船にも乗れないかも知れません。」
まさかの爆弾発言が帰って来た。

「え(汗)。でもベネッセハウスに泊まる予約も取ってるし、どうしても船には乗らないとまずいんだよね...」
きわめて平静をよそおいつつ、そう答えると

「でしたら一番早い船便に乗ることをお勧めします。あしたは最終日なので特別臨時便というのが8時前に出るという情報があります。」

「. . . な、なるほど。」

「でも、それに乗るためにはもっとはやく券売所に並ばないとなりません。券売所は朝の7時にはもう、行列ができています。」

「. . . そ、そうですか。」

「この地図を差し上げます。もう私には必要のないものですから____。」

そういって彼女は島の詳細な地図をくれた。
そして有益な情報も。

高松駅で彼女とは別れた(. . . 別れたって、30分しか喋ってないじゃんと突っ込まないで)。
今日はホテルで食事をして、
明日はゆっくり起きて、10時頃にのんびり船に乗ろうと思っていたのに、

あなどれんな、瀬戸内国際芸術祭2010!!
http://setouchi-artfest.jp/

つづく。

2010年11月14日日曜日

四国めぐりこぼれ話しpart.2




さて、高知駅からバスに乗って約40分。
市街を抜けるともう桂浜前だ。

ここには小学生のときにやはり母親と来たことがある。
夏休みの旅行で観光バスに乗っておとずれたのだがすっかり乗り物酔いしていたので
天気が良かったことと
闘犬がこわかったことぐらいしか記憶がない。
(そう、闘犬センターなる施設がまだあるのだ。なんといっても土佐犬の本場なので___)


桂浜の一つ手前でおり坂道をだらだら昇ると
高知県立坂本龍馬記念館が見えてくる。
http://www.ryoma-kinenkan.jp/
ここを訪れた記憶はない。20年前に建てられたというから小学生時分には存在してなかったからだ。

夕方で閉館まであと1時間という時間帯であったがかなり混んでいた。
観光バスで乗り付けたのであろうおじいさんおばあさんが多いのは予想できたが
若いカップル(. . .と書くといかにも自分がおっさんに思えてくるが20代くらいのカップルから見れば正真正銘おっさんだから仕方ない)が
結構多いのに驚いた。
しかもちょっとお兄さんの方がヤンキーっぽいw

やはり龍馬伝ブームにのって来たのか、
それともヤンキー的な人はもとから龍馬が好きなのか?

展示内容については
正直コアな龍馬フアンでなければ物足りないと思う。

龍馬が金持ちならお宝が陳列できたろう。
龍馬が画家なら作品を展示できたろう。
しかし龍馬はそうではない。
展示されているのは龍馬が書いた手紙や当時撮られたモノクロ写真を大きく引き伸ばしたパネルが主である。

また、龍馬が切られた部屋(寺田屋だったか絶命した宿屋かどちらか)の原寸ジオラマがあり
そこには龍馬の血が付いた屏風のレプリカもあったが
う〜〜〜〜ム、これはどういうスタンスで見ればいい?

ただしこの記念館についてのDVDは良い。
先述の手紙も文面、内容についてこまかく解説してくれる。
このDVD、むかしから売っているのkと思ったら今年の発売だそうな。
ナレーションんは武田鉄矢!(このあたりはまさに便乗商法??)
http://www.universalmusicworld.jp/ryoma/index.html

それでも閉館までいて、そのあとは桂浜に降りてそこら辺をぶらついてみる。
たしか龍馬像がここら辺にあったと思ったのだが
実は砂浜にあるのではなく、砂浜を見下ろす崖の上にそれはあった。

桂浜から宿に向かうタクシーに乗ったときも運転手さんが
「みなさん、そうおっしゃるんですよ。____いつ崖の上に移動したのかって。
でも建てられたときからあそこにあるんですけどね。」
と言っていた。

おそらく砂浜に建っていて太平洋を見つめている龍馬像の方がかっこいいからみんなそんなイメージを抱くのであろう。
人間の記憶力は都合の良いように出来ているのである。

宿は高知市内の城西館。
http://www.jyoseikan.co.jp/

高知市内ではいちばんグレードが高い宿だと思う。
昭和天皇、平成天皇、歴代の総理も常宿にしていて
ロビーには吉田茂の直筆も掲げられていた。
(エラい人が泊まってたからどうなの??という人もいるかと思うが、そうゆうのに素直にうれしくなってしまう自分でした。)


宿の最上階は露天風呂(ちなみに男女分かれてますw)があるのだが
入ってみたらまさかの自分一人だけの貸し切り状態。
ここぞとばかりにお約束の湯船で泳いでみたりする。

室内に戻ってみると夕食の用意がととのっていた。
この旅館では今時珍しく(?)料理を部屋まで運んでくれるのだ。

料理はかつおのタタキ(定番中の定番)からはじまって、まつたけとハモの土瓶蒸しや
しゃぶしゃぶなどいろいろ出てきたが
日にちがたつと詳しく思い出せないのがもどかしい。
でも、満足感はしっかり残っているので良しとする。

こんな感じですっかり落ち着いて1泊目終了なり。
翌日は高松に向かう予定。

つづく。

2010年11月13日土曜日

四国めぐりこぼれ話しpart.1

10月29日 曇りときどき晴れ

本日より四国へ旅行することになった。
今年70になる母を連れての旅である。
古希の祝いという訳でもないのだが10年ぶりくらいの二人旅である。

早朝、実家の荻窪を出発して8時30分の羽田空港発→高知龍馬空港(いつからこういう呼び名なのか?)の飛行機に乗る。
この時期、台風が関東に接近しているというニュースをさかんに耳にしていたが
フライト自体は何の問題もなく定刻通りに四国に降り立った。

本日の目玉は高知にあるアンパンマンミュージアムだ。
http://www.anpanman-museum.net/

空港口からタクシーをつかまえ
「あの、アンパン. . マン . . . ミュージ . .アムへ行きたいんですけど? 」
「はいはい。」とタクシーの人も即答。
どうやら地元でも有名な場所らしい。
空港から車で30分程度すると周囲の田舎の風景にとけ込んでいるのかいないのか判断が微妙なきれいな建物の前に到着。

ここが目的の場所である。

館の外にはアンパンマンの銅像(いや銅色ではなくシルバーメタルだが)を始め巨大ロボなどがいろいろ置かれている。
キャラ自体はかわいいのに材質がちがうと風格が出てくるから不思議。

チケットを買って中に入ると
なんと館内は写真、ビデオOK !!
さすがやなせたかし先生、ふとっぱらです。
(たしかに子供連れで来たら、アンパンマンと一緒に写真取りたいよね。ナットク)
ただしそれらの映像をwebなどで勝手に公開するのはNGとのこと。
(これもナットク、まだ行ってない人たちへの楽しみを残しておくという意味でも)。
ですのでここには映像は載せません。
あしからず。

展示内容は
ジオラマやアニメ映像などやはり子供が楽しめるつくりのものが主流だったが
最上階はやなせ氏直筆の油絵(もしくはアクリル画)が展示されておりこちらはかなり楽しめた。
やはりデザイナー経験もあるので仕上げがことのほか丁寧である。
ひょっとしたらアシスタントの人がディテールを仕上げたとも考えられるが
それはルネッサンスの工房でも同様のことはやっていたし
あれだけ多忙の氏であるからそれは仕方のないことかも。

敷地内には別館の詩とメルヘン館もあり、
こちらはもっと大人な作品が多かった。
イメージ的にはルネマグリットが一番近いだろうか。
ナイーブかつシュール、でもアクは強くないので見ていて疲れない作品群だった。

おそらく両方回っても3時間もあれば十分堪能できるだろう。
ただし、そこから帰る手だてがバスしかないので時間調整は要注意。
(レンタカーを借りれる人ならその方がいいかも。)

私たちも次のバスまできっちり1時間待った。
そのバスが予定よりも5分経ってもこないときには流石に焦った。渋滞など考えられないこの道で遅れる要素があるのだろうか?
ようやく来たバスの車内はすっかすかで、ほとんどがお年寄りのお客さんだった。
やはりこのあたりはマイカーをもっていないと生活できないのだろう。
それでも車を運転できない人たち(おもに年齢的な問題)のためにお情けで一時間に一本、バスを走らせているという感じだった。

ほんとうはこの近くに『ごめんなはり線』というローカル鉄道が通っており、
そこの電車はやなせ氏がデザインしたもので各駅にもやなせ氏のオリジナルキャラが建っているらしいので
乗っていみようかとも思ったが、交通アクセスの問題でこれに乗ると宿に着くのが何時になるかわからないので断念。
http://gomen-nahari.com/

バス、電車をのりついで高知駅へ。
時間は午後3時すぎ。
宿にチェックインするにはまだ時間に余裕がありそう。
ではどこへ行くか?
やはり桂浜______そして、坂本龍馬記念館だろう。
http://www.ryoma-kinenkan.jp/
駅前で桂浜行きのバスを聞き、乗り込む。
今年の龍馬ブームに乗っかってみることした。(大河ドラマ1回もみたことないけど。)

つづく。

2010年11月5日金曜日

ここんとこのコウカイ日誌

10月25日
本日ラフ1件送信。

10月26日
町田のジムへ。

10月27日
朝、原宿で打ち合わせあり。
午後町田のジムへ。
本日データ1件送信。

10月28日
本日データ1件送信。
午後、e-spaceの定例会に出席。
明日からの四国旅行にそなえて本日は荻窪の実家に宿泊。