2009年5月2日土曜日

GOEMONを観た

5月1日
紀里谷和明監督のGOEMONを観に行って来ました!!

封切り初日に観に行くなんてめっっっったにないことなんですが
GOEMONなら座れるかな〜〜〜っってことで(失礼!)
(多摩センターのワーナーマイカルで観ましたがお客さんは50%の入りでした)

_______で、感想。

面白かったか、そうでないかと言われれば. . .

____面白かった!!!

納得いくか、いかないかと言われれば. . .

____納得いかんっ!!!!!!!!!!

これに尽きると思いますがなにかw。

1作目のキャシャーンでの主要な客層である「アニメフアン」を捨ててまで製作されたGOEMON。
いったい紀里谷監督はどんな客層に向けてこの映画を制作したのか____?
「時代劇フアン」?______まさかw
「SFフアン」?_______キャシャーンの時より遠くなってる...
「架空戦記フアン」?______どんどん遠ざかってる(!)

ひょっとして「老若男女万人向け」???_______ウソでしょ!!!

ネタバレにならないようにストーリーについての詳細な描写は避けますが
映画の前半までは非常に良いペースで(なおかつ軽いムードで)進行します。
ところが中盤以降、おや?と思う間もなく『置いてけ堀』状態に。
途中これは「カリオストロの城」か?「梟の城」か??と思うシーンにとまどいながらも、それでもラストは意外と爽やか、
少なくとも第1作のキャシャーンのような『どんより感』を持たずに劇場をあとに出来るので家族連れでもおススメします(キャシャーンよりはと言う意味で)。

なお、映画的なクライマックスシーンは後半、何度もやって来ます。
ひとつのヤマ場が終わったら、更に大きなヤマ場が____の繰り返しになりますが、個人的にはこの展開は嫌いではありません、いやむしろ好きな方なのですが
それだったらなぜ、ヤマ場とヤマ場の間にワンクッション置くのか?
その息継ぎのシーンのせいでせっかく揚がったボルテージがまた下がってしまうのが何とも惜しい気がしました。

下馬評では
「人間描写が浅いのでは?」と言われてましたが、なるほどそれは言えてるかも知れません。
また、「架空の歴史モノってどうなの?」と思われる方もいるかもしれませんが、
結構、歴史に忠実なストーリー展開で、自分としてはクライマックスに向けてもっとむちゃくちゃやってもよかったのではないかとすら感じました。
(ここら辺はネタバレになるのでもっと書きたいけど封印しますw)

一番の売りである「映像美」ですが、大きなスクリーンで観ると意外とビデオ的なノイズというか「粗さ」が目立ちました。
キャラクターのメイクアップ、衣装については星☆☆☆☆☆です!(これは宇多田ヒカルのPVの時から際立っていたと思います)
カメラワーク、および編集のタイミングですが、これはシーンによって評価が分かれるでしょうか。カッコいいところはいいんですけどね、なんか合成が上手くないっていうか『あぁ、ブルースクリーンの前でちんまりやってるんだな』という残念なオーラが出てるところも幾シーンか見受けられました。

ともあれ、いろいろ書き連ねましたが出来れば観て欲しい1本です。

それにしても4月からこっち、ぜんっぜんテレビで番宣を見かけないのはナゼ?
テレビ局や大手広告代理店とは提携しなかったのか__?
それとも広告費もCG製作に使っちゃったとか???

(江口洋介もTVに出れば木枯らし紋次郎のことばかり話してるしw)

プロモーションと言う意味ではかなり不利なこの作品ですが、
ある程度お金に余裕のある方は劇場で観て、次のキリヤ第3作に期待しましょう!

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