2010年11月13日土曜日

四国めぐりこぼれ話しpart.1

10月29日 曇りときどき晴れ

本日より四国へ旅行することになった。
今年70になる母を連れての旅である。
古希の祝いという訳でもないのだが10年ぶりくらいの二人旅である。

早朝、実家の荻窪を出発して8時30分の羽田空港発→高知龍馬空港(いつからこういう呼び名なのか?)の飛行機に乗る。
この時期、台風が関東に接近しているというニュースをさかんに耳にしていたが
フライト自体は何の問題もなく定刻通りに四国に降り立った。

本日の目玉は高知にあるアンパンマンミュージアムだ。
http://www.anpanman-museum.net/

空港口からタクシーをつかまえ
「あの、アンパン. . マン . . . ミュージ . .アムへ行きたいんですけど? 」
「はいはい。」とタクシーの人も即答。
どうやら地元でも有名な場所らしい。
空港から車で30分程度すると周囲の田舎の風景にとけ込んでいるのかいないのか判断が微妙なきれいな建物の前に到着。

ここが目的の場所である。

館の外にはアンパンマンの銅像(いや銅色ではなくシルバーメタルだが)を始め巨大ロボなどがいろいろ置かれている。
キャラ自体はかわいいのに材質がちがうと風格が出てくるから不思議。

チケットを買って中に入ると
なんと館内は写真、ビデオOK !!
さすがやなせたかし先生、ふとっぱらです。
(たしかに子供連れで来たら、アンパンマンと一緒に写真取りたいよね。ナットク)
ただしそれらの映像をwebなどで勝手に公開するのはNGとのこと。
(これもナットク、まだ行ってない人たちへの楽しみを残しておくという意味でも)。
ですのでここには映像は載せません。
あしからず。

展示内容は
ジオラマやアニメ映像などやはり子供が楽しめるつくりのものが主流だったが
最上階はやなせ氏直筆の油絵(もしくはアクリル画)が展示されておりこちらはかなり楽しめた。
やはりデザイナー経験もあるので仕上げがことのほか丁寧である。
ひょっとしたらアシスタントの人がディテールを仕上げたとも考えられるが
それはルネッサンスの工房でも同様のことはやっていたし
あれだけ多忙の氏であるからそれは仕方のないことかも。

敷地内には別館の詩とメルヘン館もあり、
こちらはもっと大人な作品が多かった。
イメージ的にはルネマグリットが一番近いだろうか。
ナイーブかつシュール、でもアクは強くないので見ていて疲れない作品群だった。

おそらく両方回っても3時間もあれば十分堪能できるだろう。
ただし、そこから帰る手だてがバスしかないので時間調整は要注意。
(レンタカーを借りれる人ならその方がいいかも。)

私たちも次のバスまできっちり1時間待った。
そのバスが予定よりも5分経ってもこないときには流石に焦った。渋滞など考えられないこの道で遅れる要素があるのだろうか?
ようやく来たバスの車内はすっかすかで、ほとんどがお年寄りのお客さんだった。
やはりこのあたりはマイカーをもっていないと生活できないのだろう。
それでも車を運転できない人たち(おもに年齢的な問題)のためにお情けで一時間に一本、バスを走らせているという感じだった。

ほんとうはこの近くに『ごめんなはり線』というローカル鉄道が通っており、
そこの電車はやなせ氏がデザインしたもので各駅にもやなせ氏のオリジナルキャラが建っているらしいので
乗っていみようかとも思ったが、交通アクセスの問題でこれに乗ると宿に着くのが何時になるかわからないので断念。
http://gomen-nahari.com/

バス、電車をのりついで高知駅へ。
時間は午後3時すぎ。
宿にチェックインするにはまだ時間に余裕がありそう。
ではどこへ行くか?
やはり桂浜______そして、坂本龍馬記念館だろう。
http://www.ryoma-kinenkan.jp/
駅前で桂浜行きのバスを聞き、乗り込む。
今年の龍馬ブームに乗っかってみることした。(大河ドラマ1回もみたことないけど。)

つづく。

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