2009年12月31日木曜日

今年のまとめ

2009年もいよいよおしまいですね。
来年は2010年。ちょっとアーサーCクラークの「2010年宇宙の旅」でも読み直してみようかな。
この作品が書かれたのはもう20年以上前だったと思う。
作品世界では米ソが相変わらず対立していたりと旧体制の延長線上でストーリーが進んでいる。
結果としてこの予測は外れてしまっているが
宇宙進出の第3番手として中国が独自に宇宙船を開発し木星へ向かうと書かれている。
これはなかなか良いところをついているのではないか。
残念なのは2010年の日本についての言及がないところ、英国人クラークの目には日本は影の薄い存在だったのだろうか。

さて、現実の2010年だが自分にとってはどのような年になるのだろうか?
いや、どのような年にしたいかだ重要なのは。

学生ならば受験、就職などいろいろ具体的なハードルがあるのだろうが
社会人になって20年弱、しかもフリーのイラストレーターでは
そのような目に見えるハードルはなかなか用意しづらいのが現状だ。

それでも目標はある。
こうありたいというビジョンも見えている。

ここはひとつ、来年も地道にコツコツと行くだけだろう。
1日1日、薄いトレーシングペーパーを1枚ずつ重ねていくような日常____
ともすればそれはなにも積み重なっていってないようにも見える。
事実、何もしない人はそう感じるから紙を積み重ねない。
「たいした差はついていない。」
「その気になればすぐ追いつける。」
そう思いながらなにもせず日々が過ぎる。

しかし、10日、100日、365日とたっていけばどうだろうか。
どんな薄い紙でも確実に積み上がっているさまが目に写るだろう。
5年経てば?10年ではどうか?
その時にあせって紙を積み重ねはじめた人は気づくだろう。
どんなに頑張っても自分も1日1枚しか紙を重ねられない事に。
そして決して差は縮まらないという事に。
やがてその現実を突きつけられた多くの人がそこから目を背け、積み重ねる行為そのものをあきらめてしまう。

そうやって淘汰されていくのが世の中の常だと思う。

そうなるかならないかは本人次第。
しかも「明日の自分」ではなく「今日の自分」がどうするかに全てがかかっている。

2009年の自分はなんとかまぁまぁの状態で2010年の自分にバトンを渡す事が出来たと思う。
2010年の自分はそのバトンをさらにその先の自分につないでいきたい。

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